エンディングノートと相続

近年終活という言葉が一般的に広まりつつあり、それと同時にエンディングノートについても同様に広まりつつあります。今回はエンディングノートの持つ意味や、遺言、相続との関係について詳しく解説していきます。

エンディングノートの法的拘束力

エンディングノートには原則法的拘束力はございません。そのため強制力はなく、書かれていたことが全て実現するとは限りません。

しかしエンディングノートが自筆証書遺言の要件を満たしていた場合、遺言書として有効となり、法的拘束力を持ちます。このようなケースは少ないですが、遺言書として見なされるケースもあるのです。

なお遺言として正確に残したい場合、遺言書として作成することを強くお勧めします。仮にエンデインングノート全体が自筆証書遺言として有効となった場合、家庭裁判所の検認が全てのページで必要になり非常に手間がかかります。

エンディングノートに書いておくと良い事項

エンディングノートは書く内容に縛りや決まりはなく自由に書くことができます。その中でも相続手続きを進める上で書いておくとスムーズになる事項があります。

普段の生活で使っていることもの

被相続人が生前何をしていたか、ずっと同居をしていればわかるかもしれませんが、そうで無い場合何を普段していて何を使っていたかなどは分かりません。

そのため普段のスマホの暗証番号やパソコンのパスワードから、契約しているガス、電気の内容、メインで使っているカード、銀行などの情報を書いておくといいでしょう。ただし個人情報であり悪用される可能性のある情報なので、保管場所などには気をつける必要があります。

書いておくといいものの一例

  • スマートフォンやパソコンへのログイン情報
  • 普段利用しているWebサイトのID・パスワード
  • SNSアカウントのID・パスワード
  • ネットバンクの口座
  • モバイルSuicaなど電子マネーアプリ
  • ネットフリックスやアマゾンプライムなどの有料サービス
  • 写真、動画、住所録の保存データなど

緊急連絡先

お世話になっている士業の先生がいる場合、その連絡先や、何か情報を預けている友人知人がいたらその情報も記載しておくといいです。習い事や参加している協会なども同様です。連絡先や連絡手段をまとめておきましょう。

お葬式やお墓について

最近では無宗教のお葬式や家族葬など葬儀の方法も多様化しています。またお墓に関する情報も(お墓の場所やどれくらいのお金を支払っているかなど)まとめておくと良いです。近年では散骨などお墓を持たない場合もあるのでそれらを希望する場合も記載しておくと良いでしょう。

財産状況

持っている財産の一覧を記載しておくと遺産分割協議などもスムーズに進みます。銀行もネットバンクなどの場合、キャッシュカードや通帳がなく取引があるのかどうか?他人から見たら分かりにくい部分があります。そのため所有している金融機関の一覧も併せて記載しておくとより良いです。

また借入金、仮想通貨、クレジットカード、電子マネーに関することも併せて書いておくといいでしょう。

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