遺産が不明な場合

被相続人と相続人が疎遠であったり、あまり親しく無い場合、被相続人がどのような、どれくらいの遺産を持っているかわからないですよね。このような場合、どのようにして遺産の把握をすればよろしいでしょうか?

まずは被相続人の自宅に届く郵便物を全部チェックする必要があります。クレジットカード会社からの督促ん督促によって債権の存在が確認できたり、金融機関からの郵便物でその金融機関の口座を持っていることがわかったり、固定資産税の納税用紙から不動産の存在が明らかになったりします。

何れにしてもなくなってからですと厄介なため可能な限り生前に聞き出しておくことが重要です。

不動産について

不動産を所有している場合、固定資産税が課税されるので納税通知書が自宅に届きます。納税通知書が届くタイミングですが、4-6月を納期限とする市町村が大半ですので遅くても6月ごろには通知書がきます。ただしなくなったタイミングなどによってはこの方法では確認が難しい場合があります。

また共有の不動産の場合は代表者のみに納税通知書が届きますので他の共有者には発送されません。このような場合は各自治体で名寄帳を入手することで所有不動産が見つかる場合があります。ただしこちらも各自治体のみでの発行ですので、所有している不動産がありそうな各市町村をしらみつぶしに調べる必要があります。

預貯金について

預貯金の有無が判明しない場合は、各金融機関に照会をし被相続人の口座の有無や残高を知ることが可能です。照会に関しては被相続人が亡くなったことおよび相続人であることがわかる戸籍を提出する必要があります。不動産とは異なり、必ずしも所有している支店の銀行に出向く必要はなく各支店での対応が可能です。

動産について

自宅にある骨董品などはすぐわかるかとは思いますが、意外と銀行の貸金庫などに保管されているものもあります。またトランクルームなどに預けている場合もあるので、必ずチェックするようにしましょう。貸金庫の有無も銀行の口座照会と同じタイミングで行ってもらって構いません。

負債について

債務の有無が不明な場合は、CICなどの各種信用情報機関に対して被相続人の債務の有無の確認が可能です。

有価証券について

有価証券等の有無が不明な場合は、信託銀行等に口座を保有していることもあるためそちらの確認も必要です。銀行の時と同様に信託銀行に対して照会を行います。

生命保険について

生命保険は遺産に含まれないのが原則ですが、保険金の受け取りをするためには契約の有無を確認する必要があります。預貯金と同様に各生命保険会社に確認を取ることが可能です。もっとも生命保険契約の場合は、弁護士特権により弁護士に依頼すれば、一般社団法人生命保険協会にまとめて契約の有無を確認することができます。

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